Q:ワキガ、多汗症の手術に適齢期、また年齢制限はありますか?

A:汗腺類の活動は思春期のころから活発になることはお話しました。

 

ですからワキガ、多汗症治療は思春期をすぎて、体の状態が安定してから行うのが理想です。

 

大体110歳前後が目安になると思います。

 

しかし、更年期をすぎ、徐々にワキガ臭が減少してゆくであろう、高齢者の方でも手術をする場合もあります。

 

ワキガ、多汗症治療は子どもからお年寄りまで安心して受けられる、体に負担の少ない手術なのです。

 

※Q:他院で手術を受けましたが、結果がおもわしくありません。

 

再手術はできるのでしょうか?

A:一度手術を受けた皮膚は硬くなり、組織もくっついてしまうため、それはとても難しい手術になります。

 

一概にできる、できないと断言するのは非常に困難です。

 

また始めに受けた手術の方法によっても状況はかわってきます。

 

まずはカウンセリングで現在の状態を確認した上で、再手術の可、不可、そして不要を見極めてゆく必要があります。

 

再発に悩む患者さんの中にはほんの少しの臭いで再発したと勘違いしている人も多いのが実状です。

 

※Q:手術の際、医師は選べるのでしょうか?

A:患者さんの当然の権利として選べます。

 

日本では患者さんが医師を選ぶ、という考え方が希薄なので、たまたま訪れた病院でたまたま担当した医師にすべてを任せるという気風があります。

 

しかし最近ではセカンドオピニオンやインフォ-ムドコンセントなど、患者さんの立場に立って、治療法や医師を選べるようにしようという動きがあります。

患者さんによっては、しっかりと話を聞いた後、やっぱりクリアネオのようなデオドラントクリームでの対処で十分だ、まずはそこから、という方も少なくありません。

 

ワキガ手術においても例外ではなく、どのような手術方法なのか、どんな医師が執刀するのかを知った上で、最終的に手術を受けるかどうかを判断するべきだと思います。

 

医師との間に信頼関係が生まれなけれぱどんな手術法でも満足する結果は得られないのです。

 

※Q:剪除法や削除法,超音波法などでは皮膚の壊死、穿孔、変形、色素沈着が多いと聞きましたが,どうして当院独自の器具法では少ないのでしょうか?

A:それは当院独自の器具法が他の手術法に比べ、皮膚の血管を傷つけることが少ないからです。

 

分かりやすく説明しますと、皮膚に酸素や栄養を運ぶ血管は大きく三つに分類できます。

 

表皮のすぐ下にある乳頭下層動静脈網、真皮と皮下組織の境目にある真皮皮下組織動静脈網、そしてその二つをつなぐ貫通血管です。

 

剪除法をはじめとする多くのワキガ、多汗症の手術では、皮膚を剥離してそこから真皮組織を取り除きます。

 

そうすれば当然、真皮皮下組織動静脈と貫通血管が破壊されてしまい、術後、皮膚への酸素と栄養の補給は乳頭下層動静脈網のみでやっと保たれることになります。

 

そうなると補給される酸素や栄養は不十分になり、術後の回復が遅れ、色素沈着が強く起こる原因になります。

 

また圧迫が十分でなかったり、血腫が形成されてしまうと、この乳頭下層動静脈網も破壊され、皮膚の壊死や穿孔が起こるのです。

 

さらに貫通血管が完全に破壊されると、真皮の上層と下層とが完全に分離してしまい、皮膚が変形して固定されてしまいます。

 

それが術後に皮膚が非常に見苦しい状態になってしまう原因です。

 

当院の施術方法では乳頭下層動静脈網と真皮皮下組織動静脈網の間に当院独自の器具を挿入し、アポクリン汗腺やエクリン汗腺を除去ます。

 

ですから二つの血管はそのまま残すことができるのです。

 

またそれらをつなぐ貫通血管も大部分残せますので、乳頭下層動静脈網への酸素と栄養素の補給もスムーズに行え、術後の回復も早くなり、色素沈着も少なくなるのです。